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okabesayaka blog

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カテゴリ:EXHIBITIONS( 8 )

OIL ON CANVAS


わたしの絵は千年残るかな。


先日リニューアルオープンした銀座三越に
新しくできたギャラリーのオープニングを飾った
金子奈央さんの展覧会のギャラリートークを聞きに行ってきた。

金子さんの作品に登場する女性たちはみんな
目が大きくぱっちりとしていて可愛らしく
言ってしまえばアニメチックである。

わたしは その中のどこかしら大正・昭和ロマン的なレトロさに
心地良さを感じる。

落ち着いた色合いとなめらかな絵肌,繊細なストローク。
それは日本画の美人画のような…
グラフィックアートのイラストレーションのような…
しかし,それはオイル・オン・キャンバスなのだ。




様々なメディアが進化発達した現在においても
何百年も前からあるオイル・オン・キャンバスという
技法と作品はなくなっていない。
今あるデジタルデータやそれを管理している電子機器は
いつまでもつかわかったもんじゃない。
しかしオイル・オン・キャンバスはこの先 千年もつのだ。
彼女の絵は千年残る。

と多摩美術大学芸術学科非常勤講師であり
Gallery Q のギャラリストである上田さんは言った。





わたしの絵は千年後残っているかな。

千年後も残っていて
できるだけ多くの人に わたしの作品を観てもらいたいと思う反面,
明日 キャンバスの上の絵の具が剥がれ落ちて
描いた絵が消えてしまったとしても
誰かの心の中に残っていれば
それだけでいいんじゃないかとも思ったりする。


それがたった一人であったとしても…



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金子奈央展「華身」

■会期 : 2010年 9月22日(水)〜10月5日(火)
■開館時間 : 10:00〜20:00(最終日は16:30まで)
■会場 : 銀座三越8階ギャラリー
■入館料 : 無料
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1210/event/gallery.html
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by okabesayaka | 2010-10-03 20:09 | EXHIBITIONS

ANALOG


アナログなわたし。アナログがすき。


今日は家を早めに出て仕事の前に『和田誠の仕事』を観てきた。
渋谷のたばこと塩の博物館で。

ポスターや絵本の原画
装丁された本やレコードジャケット
デザインされたマークやロゴ
それから書き下ろしのひとコマ イラストと
キャンバスに描かれた映画の中のたばこ。
作品の点数はそれほど多くはなかったが素敵な作品ばかりだった。

鉛筆の下書き
コンパスで描く円
三角定規で測る平行
太い筆一本でケント紙の上にリキテックスの絵の具を塗っていく。

イラストや文字の色を縁取る線も
色と色の境目も
ベタ塗りされた面も
どれも信じられないくらい丁寧。


わたしはアナログで丁寧な和田誠さんの仕事がすき。


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http://www.jtnet.ad.jp/WWW/JT/Culture/museum/tokubetu/1009_event/index.html





どこかしらで山ほど展覧会が開催されている。
どこかしらで山ほど映画が上映されている。
どこかしらで山ほどライブが行なわれている。

観たいものが山ほどある。
観なければならないものが山ほどある。
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by okabesayaka | 2010-09-18 23:58 | EXHIBITIONS

A CELESTIAL MUSIC

朝からドキドキしていた。



こんなに展覧会を待ち遠しく思うことは
そう滅多にあるもんじゃない。

『有元利夫展 天空の音楽』

有元利夫の作品を観るのは初めてではないし
特別な催しがあるわけでもなかった。
なのに わたしは早く彼の作品が観たくて観たくて堪らなかった。


有元利夫の色が好きだ。
有元利夫のマチエールが好きだ。
有元利夫の金色の線が好きだ。
有元利夫の女性のフォルムが好きだ。
有元利夫のテーブルが好きだ。
有元利夫のカーテンが好きだ。
有元利夫の雲が好きだ。


彼のタブローは遠い昔から この世界をずっと見てきたかの様な
崇高で貴い存在感を持っている。
彼の作品の前に立っていると
世界はとてもシンプルで愛と音楽に満ちている様に感じる。





わたしをこんな風に幸福な気持ちにさせる絵は他にない。





彼の様な姿勢で作品を創ったり
他人の作品を観て自分のモノにしちゃいたいと常々思う。

なかなか成功はしない。

でも きっと大丈夫。

世界はそんな複雑じゃない。

ただ描きかけのキャンバスから
お呼びが掛かるのを待っていればいいのだ。

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『没後25年 有元利夫展 天空の音楽』

■会期 : 2010年 7月3日(土)〜9月5日(日)
■休館日 : 毎月第2・第4水曜日(7月28日,8月11日,8月25日)
■開館時間 : 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
 *8月14日〜8月20日は20:00まで開館(入館は19:30まで)
■会場 : 東京都庭園美術館
■入館料 : 一般 1000円
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/arimoto/index.html
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by okabesayaka | 2010-07-25 23:57 | EXHIBITIONS

ROOFS

昨日。

大学時代からの友人の展覧会を観に行った。
彼女の作品を観たのは二年ぶりだった。
最初、送られてきた展覧会のDMに載せられた彼女の作品を観た時は
わたしの知っている彼女とはまるで変わってしまった様に思えたが
作品の前に立って彼女の話を聞いていると
彼女はちゃんとその中にいた。

揺るがない彼女と新しい彼女を同時に観ることができた気がする。
とても良い展覧会だった。

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柴田七美「ROOFS」

■会期 : 2010年 6月5日(土)〜6月27日(日)
■休館日 : 6/7・14・21
■開館時間 : 11:00〜19:00
■会場 : トーキョーワンダーサイト本郷
■入館料 : 無料
■アーティスト : MASAKO,厳慧蘭,柴田七美
http://www.tokyo-ws.org/archive/2010/03/tws-emerging-135136137.shtml

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その他に観た展覧会

会田誠+天明屋尚+山口晃 誠がいく、尚がいく、晃がいく
― ミヅマ三人衆ジャパンを斬る ―(高橋コレクション日比谷)
マネとモダン・パリ(三菱一号館美術館)

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実は,今日から丁度 三ヵ月後にわたしも初の個展を控えている。
三ヵ月後なんて あっという間にやってくるだろうに。
なのに わたしときたら焦る様子が全く見られない。
まだ何も準備できていないのに
焦らなくて大丈夫なのかと焦る。。。。




ん!? なんだか変な感覚
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by okabesayaka | 2010-06-06 20:23 | EXHIBITIONS

TALK WITH ME

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五月。

外の空気は肌寒い。
久しぶりにお洒落しようと思って薄着で出掛けたせいかな。

六本木で待ち合わせ。
高校の美術部で一緒にデッサンしてきたマイちゃんとユリちゃん。
大学進学で都会に出るなんていう選択肢を全く持たなかった三人が
こんなトコロで再会することになるとは
これからも何が起こるかわからなくて面白そうだ。



ミッドタウン内のレストランでランチしながら
近況を報告し合った。
それから森美術館に『六本木クロッシング2010展』を観に行った。

写真,彫刻,インスタレーション,映像,
グラフィティ・アート,パフォーマンスなど
全く違うジャンルのアーティスト20組の作品が交差して
日本のアートの“今”を映し出していた。

中でもわたしが気になったのは雨宮庸介さんのパフォーマンス。
小さく薄暗い展示室で本人が生のパフォーマンスをしていた。
リンゴを積み重ねたりお皿を並べたり
一見 全くもって無駄であるような動きを永延としているが
その一つひとつの動きは とても丁寧で
どの一つも欠けてはならないと思えるほど
観客を惹き付けていたように思う。

もう一つ,宇治野宗輝さんの作品。
木製の家具や家電機器,自動車や台所用品,
短い鉛筆がくっ付いたターンテーブル,
そんなものが積み重なったり配置されたオブジェ。
しかし,それはオブジェだけに留まらず配線によって繋がれ
いきなり大音量で音楽を奏で始める。
そのサウンドもカッコ良くて作品の前で笑っちゃうくらいだった。

とても賑やかな展覧会だった。
三人で来れて良かった。


良い展覧会を観た後は制作意欲が湧く。
これからも絶対 続けたいと思う。

「続けることも才能だ」
わたしたちの恩師が言っていた。
わたしは この言葉をずっと信じてきた。
今でも信じている。

「想い続ければ いつかきっと叶うから,だから一緒に頑張ろう」
そう言ってくれた人もいた。
その人が今でも諦めずに頑張っていることをわたしは知っている。







展覧会を観た後は ゆっくりできそうな喫茶店に入ってお茶をした。
時間を忘れるくらい しゃべっていた。


もっと話をしよう。


懐かしい昔話をしよう。
夢を語ろう。
最近観た映画の話をしよう。
好きな音楽の話をしよう。
昨日 食べたものの話でもイイよ。
仕事の愚痴でもイイよ。
恋人の話もしてよ。


もっと話をしよう。


同じように頑張っている誰かと話をすることは
わたしにとって
どんな素晴らしい絵画を観ることよりも刺激的なのだから。




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『六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?』

■会期 : 2010年 3月20日(土)〜7月4日(日)
■開館時間 : 10:00〜22:00(火は17:00まで)
■会場 : 森美術館
■会期中無休
■入館料 : 一般1,500円
http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2010/index.html
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by okabesayaka | 2010-05-30 00:47 | EXHIBITIONS

ADVANCE

18日から21日まで東京へ出掛けて来た。


友人の個展を観に行って来た。

彼女の絵の前でお互いの作品についての話をした。
人と話すことによって
普段あまり言葉に置き換えられることのない作品や制作のことが
ぼんやりと姿を現す。

同じ風景という主題で作品を描いても
彼女とわたしの絵は全く違う。
それは見ればわかることだが
作品に対する考え方が正反対なことばかりだと気付き
興味深く思った。

だからと言って彼女のことが理解できないわけではない。
彼女の描く人のポーズが好きだし彼女の描く木のカタチが好きだ。
彼女の描く《うみ》が好きだし彼女の描く《こうえん》が好きだ。
わたしは彼女の描く絵が好きだ。

木浦奈津子展
会期 : 2010年1月16日(土)〜1月22日(金)
開廊時間 : 11:00〜19:00
会場 : TURNER GALLERY

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その他に観た展覧会
「Hollow」小谷元彦展(メゾンエルメス8階フォーラム)
第4回 シセイドウ アートエッグ 曽谷朝絵展(資生堂ギャラリー)
ヤン フードン ー将軍的微笑(原美術館)
未来を担う美術家たち DoMANI明日展(国立新美術館)
医学と芸術展:生命と愛の未来を探る(森美術館)
「エレメント」構造デザイナー セシル・バルモンドの世界
(東京オペラシティアートギャラリー)



東京ってとこは どこまでも わたしを歩かせる。
どんなに靴の底が擦り減っても止まれない。
もう未来に向かって進み続けるしかない。
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by okabesayaka | 2010-01-23 09:43 | EXHIBITIONS

MY FAVORITE BOOTS

24日から26日まで東京へ出掛けて来た。

友人の個展と先生の展覧会の会期が丁度重なっていた。


いつも同じアトリエで制作していて
どの作品も観たことのあるものばかりだったのに
会場でのそれらは とても新鮮に感じられた。
彼女の創る物語の中にゆっくりと導かれる様だった。
良い展覧会だった。

炭田紗季展
会期 : 2009年11月23日(月)〜11月28日(土)
開廊時間 : 11:00〜19:00 (最終日は17:00まで)
会場 : GALLERY b.TOKYO

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東京オペラシティアートギャラリー収蔵品展
奥山民枝
会期 : 2009年10月17日(土)〜12月27日(日)
開館時間 : 11:00〜19:00 (金・土は20:00まで)
会場 : 東京オペラシティーアートギャラリー

先生の情熱にはただただ圧倒されるばかりだった。
やわらかなフォルムとおだやかな色彩が
わたしに力強く語りかけてくる。
「あなたの心は本当に動いている?」と。

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その他に観た展覧会
neoneo展 Part2[女子] (高橋コレクション日比谷)
ヴェルナー・パントン展 (東京オペラシティアートギャラリー)
THE OUTLINE 見えていない輪郭展 (21-21 DESIGN SIGHT)
ルイス・バラガン邸をたずねる (ワタリウム美術館)
レベッカ・ホルン展 (東京都現代美術館)
ラグジュアリー:ファッションの欲望 (東京都現代美術館)

そして,銀座のギャラリーを二十軒程回った。





普段 歩かない距離を歩かない速さで歩かない時間歩いた。
お陰で お気に入りの靴の底が擦り減った。

でも わたしの心は動いている気がした。
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by okabesayaka | 2009-11-27 23:04 | EXHIBITIONS

TRIMMING

18日 水曜日
大学・大学院での先輩の展覧会を観に丸亀に出掛けてきた。

高松明日香展『トリミング』と題された その展覧会は
先輩が撮った写真やネットから拾った画像や映画などを見ながら
画用紙にアクリル絵の具で描いた作品を主に展示していた。

描かれているモチーフは本人が見た目の雰囲気で選んでいるそうで
風景や建物,人物に動物と
特に内容が決まっているわけではなくバラバラである。
しかし,それを作家の目で切り取って描くことにより
魅力的に感じさせる作品を生み出している気がする。
それにプラスして作品の色と筆のタッチが
わたしの心を惹き付ける。
力の入らない自然でやわらかな色とタッチ。

どこか先輩のしゃべり声を聴いている時と似ている感覚になる。
高くもなく低くもなく ちょうどいいトーンで
独特の間を置いて ゆっくりと しゃべるその声は
いつまででも聴いていたくなる。

作品の前に立つと先輩のしゃべり声を聴いているかのようだ。

先輩が わたしの名前を呼ぶ。
先輩は わたしの名前をフルネームで呼ぶ。
そして肩を叩く。
嬉しくて,少し くすぐったい。

先輩に会うと絶対元気になる。


絶対に元気になる。







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高松明日香展 『トリミング』

会期 : 2009年11月14日(土)〜11月23日(月・祝)
開館時間 : 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
会場 : 丸亀市猪熊玄一郎現代美術館 2階造形スタジオ
観覧料 : 無料
関連行事 : 11月14日(土)、21日(土)の14:00からギャラリートーク

※会場の画像は高松明日香さんのブログからいただいてきました。
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by okabesayaka | 2009-11-20 16:49 | EXHIBITIONS